2017 южноафриканский электростанционный зольный шлаковый насос

南アフリカ共和国 高圧直流送電システム普及促進事業 報告

1.1.2 送電網拡充へのニーズ 上記の背景から、今後は発電された電力を送るための大容量の送電線網の強化が課題となることが見込まれる。 2.2 事業目標 HVDC送電技術の普及促進を目的とした、南アフリカ共和国におけるセミナー及び本国内での研修・視察を通して、 1高圧直流(HVDC)送電システムの設計・製造・運用・保守技術の理解を促進する 2南アフリカ共和国電力公社Eskomとの人脈を構築し、現在計画段階にあるHVDCプロジェクトを協力して進めていける土壌を形成する ことを目標とする。 2.4.2 第二回現地活動の概要(2016/5/20 ~ 2016/5/28) 若手技術者や既設変換所の運用に係るエンジニア、変電所、機器、送電線、系統計画の設計に携わるエンジニアなど様々な部署の技術者を対象とする、技術セミナーを実施。 HVDC技術概要、システム構成や設計、運用、試験、また、送電鉄塔に関するセミナーを実施し、詳細技術の理解・普及を図る。 3.1.1.4 技術セミナー内容に関するEskomの希望聞き取りおよび協議 第二回現地活動で実施予定であるHVDCセミナーの内容について、リクエストをヒアリングした。HVDCの基礎的内容に加えて、直流の絶縁協調、送電線の選び方、鉄塔設計、サイト選定時のフィールドワーク、メイン機器の仕様決定、保護・制御設計、接地設計、プロジェクトプランニングなど非常に細やかなところまでリクエストがあり、セミナーに加えてWork Shopを実施したいとの要求があった。 3.3.6 アンケート 今回の本邦受入活動を通じて、何が印象的だったのか、より知りたいことは何かを記入してもらうアンケートおよびヒアリングを実施。回答の概要を下記する。 ・阿南変換所 4.2.1 本事業実施の成果 本技術普及事業を通じ、本の「高品質」「高信頼度」のHVDC送電システムがどのように計画・設計・運用・保守されているかについて、現地セミナーや本邦受入活動を通じて、EskomのHVDC送電システムの建設計画に活用したいといったコメントを受領していることから本邦技術に対する理解を深めて頂けたと考える。但し、本事業では、本の技術紹介のみを実施しており、それが南アフリカ共和国でどのように活かされるかを検討していないため、今後はJoint Workingなどにおいて、共同で南アフリカ共和国の電力系統強化施策に取り組むなど、協業が必要である。 また南部アフリカ地域に目を向けると、南アフリカ共和国内の多数の発電所新設計画に加え、モザンビークのCahora Bassa水力発電所の拡張計画、コンゴ民主共和国のInga水力発電所の拡張計画に伴う南部アフリカ地域への送電計画など発電容量を拡大し、送電網を充実させる必要がある大規模プロジェクトが並行して進められている。